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弁護士の「俄」  

「俄」は、「にわか」と読みます。その昔、路上などで行われた即興芝居のことだそうです。司馬遼太郎の小説の題名でもあります。私の一番好きな司馬小説ですね。主人公は、幕末から明治にかけて活躍した、明石屋万吉という、任侠(ヤクザ)の親分です。
 
この人は、吉田松陰や坂本竜馬のように「志」があるわけではありません。大村益次郎や秋山真之のような「智謀」の人でもありません。土方歳三や千葉周作みたいに「剣」に生きた人でもないんです! (司馬作品のオンパレードで済みません。) 
 
主人公の明石屋万吉は、それこそ即興芝居のように、その場その場で反応して生きてきました。本人の言葉を借りると、「わいの生涯は一場の俄や。」だそうです! それでいて、と言いましょうか、それだからと言いましょうか、とても魅力的な人なんです。
 
万吉親分は、「男を売る」という「任侠稼業」のためには、命を懸けます。その場その場で、どういう芝居をすれば、「男」を売ることが出来るか、そのことだけを考えて生きています。そのためには、ときの権力と戦うことも辞さないのです!
 
万吉は、子供のころ、「どづかれ屋」から始めます。博打の場に行って、お金を抱きかかえて「これはおれのものだ!」とやるわけです。当然ボコボコに殴られますが、みんな最後には根負けして、お金を取ることが出来るわけですね。もっとも、明石屋万吉の真似をした人たちは、みんな殴り殺されてしまったそうです。なんだかんだ言って、殺されずにお金をとれた万吉は、可愛げがあったということです。こういう「可愛げ」は、弁護士にも必要ですね!
 
その後、明石屋万吉は、幕末に市中の取り締まりのような仕事をします。幕府側の為に働くわけですから、薩長の浪士を取り締まることになりますよね。ところが、万吉親分は反対に、そういう人たちを匿って逃がしてやるわけです。ところが、時代が変わり維新になると、浪士たちを取り締まったということで殺されそうになります。周りの人たちは、逃げるように勧めますが、本人は頑として拒否します。
 
「稼業(しょうばい)大事や。逃げられへん」「死んで稼業もおまえへんやろ」「あほかい。もともとこの稼業は死ぬことが資本(もとで)で看板や。この土壇場になって逃げたとあれば稼業はめちゃくちゃや」
 
「男」を売るのが「任侠」の商売なんですね。命が惜しいからと言って、自分の商売を捨てるわけにはいかないということです。
 
処刑される寸前に、かつて自分が助けた長州の侍に助けられるんですけど、そのときのセリフも芝居じみています。「なんで俺たちを助けたと言わなかったのか?」と聞かれたときのセリフですね。
 
「忘れましたのでな」
「忘れたわけではあるまい」
「たとえ覚えていても、この場になって昔の恩をかたに、命乞いをしようとは思いまへん」
 
うーん。カッコいいなあ!
 
この辺のところは、弁護士としても本当に見習いたいなと思いました。弁護士も、場合によっては、「国家権力」とも、さらにはその時々の国民の「空気」とも戦う稼業です。「男」を売るとは言いませんが、絶対にぶれない「信用」を売る商売です。
 
仮に将来、のっぴきならない立場に立ったとしても、私も明石屋万吉親分のように、「稼業(しょうばい)大事や。逃げられへん。」と言えるようになりたいものだと思ったのでした!
 

弁護士より一言

 
明石屋万吉親分は、死ぬときもカッコいいんです! 
 
司馬遼太郎先生の文章を引用します。
 
「辞世も遺言もない。『ほなら往てくるでえ』というのが、この男の最後の言葉だった。駅から汽車が出ていくような、そんな陽気さだった。」
 
ね、カッコいいでしょう! 私も、そのときが来たら、こんな言葉を残して逝きたいなと思ったのでした。
 
引き続きコメントを楽しみにしております。
 
(2013年9月16日 第109号)

 

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