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弁護士の性と性格

「性と性格」は、オットー・ヴァイニンガーという人が、1903年に発行した本です。男性と女性の相違を学問的に考察するみたいなうたい文句の本ですが、実際に書いてあるのは、徹底した女性叩きです。
「男女の間には一切の比較を許さない懸絶があり、宇宙的相反、本質的相違はいかんともし難い。」「たとえ最下位にある男性といえども、最上位にある女性よりは無限に上」だなんてことが書いてある本なのです。
著者のヴァイニンガーは、本を出版した年に、23歳の若さで自殺した、筋金入りの「変な人」です。本の方も、20世紀の奇書と言われてます。読んでみると、あまりに一方的な馬鹿げた内容で、あきれ返ること間違いなしです。いかにも、もてない男が女性に逆恨みして書きました、といった本です。それだけに私なんか思わず共感してしまったり(な、情けない。。。)、笑いながら面白く読んでしまったりするのです。
 
ヴァイニンガーによると、女性は男女の仲を取り持つのが好きなんだそうです。確かにこの傾向はあるように思えます。中高生のころから、「A君とB子をくっつけよう。」なんて言うのは大体女性ですね。ところが著者によると、これには理由があるということです。女性は「他人の性交を想像することによって自ら性的な興奮におぼれたいがために違いない」のだそうです。あ、あほか。妄想爆発だろう!
女性の「母性」と「娼婦性」についても、ヴァイニンガーは考察しております。女性の持つ二つの側面という意味では、他にも多くの人が指摘していることですが、この点についても著者は独特の考察をします。
「両者とも本来的に相手の男性に個性を要求しない。」「母は子供を得るのに役立つならば、どんな男性をも受け入れ、ひとたび子供をつくればその男性には用はない。」(う、うちの妻は違います。。。)「娼婦は自分に性的な快楽を与える相手であるならば、どんな男性にも身を許す。」なんだそうです。要は、目的のために男を利用するだけだと言いたいようですね。
さらに、ヴァイニンガーによると、「女性は一種類の記憶しか持たない。」そうです。「恋人、求婚者、新枕、子供と人形、舞踏会で贈られた花、その花の数と大きさと値段、好意を寄せる男性の言葉、そして自分に向けられたお世辞」の記憶のみだそうです。思わず笑ってしまいました。もっとも、男の生涯で重要なのは「おもちゃ」と「勲章」だけだと聞いたことがあります。
男女釣り合っているのでしょうね。
 
というわけで、男女の弁護士はどこが違うか、ヴァイニンガー先生とは違って、当たり障りなく考察しちゃいます! 私の感想としては、女性弁護士の方が緻密と言いましょうか、きっちりとしている人が多いように思います。男性の方が、良くも悪くもいい加減と言いますか、「まあ、この辺が落としどころかな?」なんていう緩さがあるように思えます。一方女性弁護士の方は、「正義は我にあり」なんて勢いで、徹底的にやりそうな気がしちゃいます。女性弁護士が少なかった昔は、優秀だけど、癖のある女性弁護士が多かったように思います。30年以上前に大学で、民法の星野英一大先生の講義を受けたことを思い出しました。星野先生は女性弁護士について、「男女平等だなんて声高に主張している女性弁護士が、自分が離婚するときは、自分の稼いだお金は夫には一銭も渡さないと主張するんだ。面白いよね。」なんて話していました。こんなことばかり書いていると、ヴァイニンガー君みたいになっちゃいますので、もう止めておきます!
 

弁護士より一言

その昔、「お巡りさんのことが若く見えたら、自分が年を取ったと思え。」ということを聞きました。これって本当だなと、最近つくづく思います。以前、妻が子供の小学校で「こんにちは!」と元気よく挨拶してくれた男の子に「こんにちは! えらいね!」と言ったら、その男の子は大学を出たばかりの新任の先生だったそうです! 「ぽっちゃりしてて、かわいい顔だから、若く見えちゃった。」などと、妻は言い訳してましたけど、さすがにそれはないだろう!
 
(2015年8月1日発行 第154号)
 

 

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